In bocca al lupo!

イタリア生活の思い出と日記です。

stravaは有料会員になるべき?

こんにちは。ツールドフランス第1週が終わり、検査の結果選手での陽性者はゼロということで皆が第二週目へ突入しました。良かったですね。しかし、いくつかのチームのスタッフ、そして大会役員で要請者が出てしまったことにより、次の検査でもしかすると総合系の第3週目が勝負となるチームが大会から追い出される事態になってしまうかもしれません。今年のツールは過去例のないストレスとの戦いになってきています。

 

さて本題へ移りましょう。数ヶ月前からスポーツのGPSログアプリ(SNSでもあるのかな?)「STRAVA」にて大きなアップデートが行われ、無料での使用できるツールの範囲が狭くなり、有料会員のみでのサービスが充実(そして実質の値下げ)することとなりました。今までは僕は無料で使える範囲で事足りていたのですが、少し使い勝手が悪くなったと感じましたので、有料会員登録へと踏み切りました。3ヶ月ちょっと使ってみた感想を書きたいと思います。

 

今回の変更で大きく変わった部分をリストアップしてみましょう

・セグメントランキング機能

・ルート機能

・トレーニングログ

 

ザックリ3つ、そのほかの目標やフィットネスレベル、安全面に関する機能などの元からの有料会員向けサービスも継続です。

これまでは無料会員でもランキングは見れていましたが、アップデート以後TOP10のリザルトしか見れなくなってしまいました。恐らく、stravaユーザーの方の中でも競技志向の方はランキング機能というのを重視していた方も多いと思います。それが今回有料会員のみのサービスとなったことが、新たに有料会員登録するきっかけになったと言う方もいるのではないでしょうか?ランキングの向上を目標に練習にお励んでいた方、はたまた上位陣のセグメントデータなどを参考にしていた方など、この機能ひとつとっても使い道はたくさんあります。

 

そしてルート機能。ロングライドをする際にルートをあらかじめ製作しておけば、道に迷ったりする危険性が低くなり、ガーミンやその他のデバイスとの共有も可能なので使っていた方は多いと思います。ルートラボのサービスが終了したことも大きな要因でした(当社比)。

 

そしてトレーニングログの機能、パワーデータや心拍データ、速度などを簡単にチェックできていたのですが、すべての機能で有料会員登録が必須となりました。これまではパワーデータと心拍ゾーンのみが有料会員専用サービスでした。

 

無料会員のサービスの縮小によって不便を被るということであれば、上記3つの機能が理由であることが多いと考えます。では、本題である「STRAVA有料会員登録はすべきか否か」という話に移りましょう。

こんな方は有料会員になった方が良いでしょう

・セグメントランキング上位を目標にトレーニングに励んでいた方

・ライブセグメント機能など他デバイスとのデータ共有を行いたい方

・パワーデータや走行ログなどのデータをstrava一つにまとめたい方

・トレーニングログ(ラップや負荷計算)を詳細に残したい方

・ルート機能を使ってコース作成をしたい方(特に他デバイスとの共有が目的)

 

では逆に、有料会員になると少しもったいないかなぁというかたはこんな方

・ランキングなんか気にしない。マイペースが一番!という方

・走行ログ(GPSデータ)だけが残れば良いという方

・トレーニングに関してはその他のサービス(training peaks やgolden cheetahなど)を使っていて、strava上での確認はしないという方

・ルート機能は使わない、もしくはデバイスに既に地図が登録されているので必要ではない方

 

年間6300円で使える機能が数倍に膨れ上がり(以前はすべての機能を解放すると年間1万ほどかかっていた)、インドアトレーニングやその他のアクティビティにも柔軟に対応できるアプリとしては、使用頻度が多くなればなるほど、充実した機能を使い切るには安いのかなとも思っています。

この記事を参考にしていただければ幸いです。では今日はこの辺で終わります。引き続きチェック&シェアよろしくお願いいたします!

飛ばない飛行機

こんにちは。ジロU23も終わり、チームとして今シーズン最大のレースは終わりました。結果としては総合でのチーム最高順位は16位、そしてポイント賞のマリア・アッズーラ(ブルージャージ)を獲得しました。全8ステージ、ワールドツアーチームのディベロップメントチームや他国のナショナルひしめく中での賞ジャージ獲得はものすごく価値が大きいです。テレビで中継を見ながら全力で応援していました。

 

私個人はというと、いつもどおり練習を行い何ら変わらぬ日常を送っていたので特に新しいネタがあるわけでもないので、今後の飛行機の運航状況に関して色々情報を集めて見ました。

ザックリ一言で言うと「今年中の旅行は不可能に限りなく近い」と言うことです。ツールドフランスや世界選手権などの大きなイベントはこちらでも行われますが、ジャーナリストなど特殊な職業の方を除いては入国に関する困難がものすごく大きいです。

 

現時点での欧州域内の国の入国制限状況をまとめると(日本国籍者を対象として)

 

イタリア;入国は可能だが保険当局への通告と14日間の自己隔離(違反した際には罰則規定アリ)

フランス;観光目的でのビザなしでの入国も可能。自己隔離、陰性証明等の必要ナシ

スペイン、オランダ、スウェーデン;同上

イギリス;同上。しかし感染状況を考慮した上で入国を拒否する場合もある。

ドイツ;長期滞在許可証、または緊急性を証明する書類を持つ者以外のEU圏外からの入国、およびトランジットも不可(例;観光目的でフランスへ向かう際にドイツでのトランジットを含む場合、EU圏内への入域=トランジットが拒否される)

フィンランドフィンランド居住者の帰国、フィンランドでのトランジットを除き日本国籍の者は入国を拒否。

 

以上のように、欧州の主要各国での入国制限状況を見れば、フランスやオランダなどは直行便が出ているので(エールフランス、KLMオランダ航空)渡航は比較的容易だと思われます。しかし、地域によってはホテルのチェックインの際に陰性証明書を求められるなど、地方自治体による制限によって行動が制限されてしまう可能性があります。

特にドイツの場合は、トランジットのみでの入国も認められないので注意が必要です。フランスには行けるのに、ドイツで引き返すハメになる。といったケースになってしまいます。

 

入国制限のみならこれだけの条件を満たせばOKですが、問題は飛行機が飛んでいるのかと言うことですよね。飛んではいますが、週に3便のみや、さらに突然の日程変更や、客数が極端に少ない場合など、フライトがキャンセルされる恐れがあります。現在はほとんどの航空会社で日程変更の手数料が無料になったり、航空券の全額払い戻しなどに対応していますが、手続きに数ヶ月かかったりなど大変でした。僕自身も、3月の帰国の際に航空券をキャンセルして、実際に払い戻されたのは5月末でした。

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羽田空港国際線ターミナルの運航状況。ほぼ全てが「欠航」

特に滞在期限がある僕にとって運航状況の変更は命取りになってしまうことがあるので、少し余裕を持たせて、最大1週間前後しても良いように航空券を手配しないといけません。オーバーステイになってしまうと次回の入国の際に拒否されたり、そもそもビザが降りない可能性がありますので。

 

まだまだ世界との壁は高く、注意しないといけないことも沢山あるように思えます。そんな中でも渡航でき、イタリアで競技ができている環境に感謝しないといけませんね。すぐに検査に行って陰性証明を行い、隔離措置が免除されたのも良かったです。

 

では今日はこの辺りで終わります。引き続きチェック&シェアよろしくお願いいたします!

師は元気でした

こんにちは。頭痛や発熱はおさまり昨日から普通に練習に行けているので喜ばしい限りです。2日ほど全く動かない生活でしたが、パフォーマンスには大きな影響はありませんでした。強いていうならば少し心拍数の下がりが遅いかなというくらいです。

 

そんなわけで昨日は師匠と共に練習していました。彼も6月ごろから病気で2ヶ月入院生活、そこから1ヶ月自宅での治療を余儀なくされ、退院後3回目くらいのライドでした。確かに少し呼吸が辛そうな感じではありましたが、それでもかつてジロディタリアやイルロンバルディアなどのタイトル保持者、貯金が違います。ほぼ丸3ヶ月運動していないとは思えないほど普通に走っていました(笑)。

昨日は4時間で、長い上りはお互い体調がわからないので短い登りをリピートしてメニューをやるということで同意。9時半に集合場所へ向かいイタリアへ帰国後初対面。今までは会話は英語でしたが、少しでもイタリア語での会話の練習雨がしたいのでイタリア語で話してもらう。どうやら今日は10分のインターバルを2本やるようだ(僕だけ)…

 

頭痛が治ったとはいえ運動した時の様子は少し心配だったがあまり問題なく、高強度も行えそうだったのでいつもメニューを行なっていた峠へ到着。そしてメニュー開始。1本目が終わったら下り、5分ほど平坦路で回復させて、2本目へ。2本目の方が感覚的に体が軽く、シッティングでもどんどんワットを出していくことができました。40−20秒のインターバルを10セット、10分間でどこまで登れるかということでしたが、師曰く現役の一番良かった頃(アムステルゴールドレースロンバルディアで勝った年)は、10分間の同じメニューで僕より1km先へ進んでいました(苦笑)。「人間じゃねぇ…」と一瞬思ってしまいましたが、今目の前にいるのはダミアーノクネゴは人の形をしていたので安心しました。峠の頂上で水を汲み、そしてまた下る。日が出ていなかったので標高は高くなくても下りは寒かったです。

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そこからは細かな登りをこなしながら喋るなどして、程なく練習終了。終了間際に雨が降り始めたのでさくっと写真だけ撮って解散。お互い自宅まで30分ほどの距離なので(方向は真逆)、ギリギリ本降りになる前に帰宅。この時期はスコールみたいに一瞬で猛烈な雨量を記録する時があるので、黒ーい雲が出てきたらかなり警戒しなければいけません。本当に15m先が見えないほどの大雨になるケースがとても多いです。道の排水能力もそこまで高いとはいえないので、古い道は一瞬で川になります。

 

かなり高強度で追い込めたので良い練習になりました。また次回も彼の体調次第ですが(どうやら完治はまだしていないようで…)、近いうちに走れたら良いですね。今日はこんなところで終わります。ありがとうございました!

突然の体調不良

こんにちは。ついに9月ですね。イタリアでは秋の訪れが気温や天候で現れております。最高気温が30℃を超える日が少なくなり、夕立や雷などと安定しない気候、日照時間の短さなどが、はっきりと感じ取れるようになってきました。

 

かくいう僕は季節の変わり目に風邪をこじらせたのか、はたまたコロナ…?と疑ってしまう体調不良のため、少しお休みしている状態です。症状としては頭痛や発熱、咳、鼻水が出ると言った風邪の症状です。コロナ患者特有の味覚障害や呼吸困難などには陥っていないので、まさかとは思っていますが、薬があまり効いていないっぽいので病院へ行った方が良いのかもしれません。一応部屋の中は定期的にアルコールで消毒して、換気も怠らないようにしています。

今のところ2日間ほど自転車に乗れていない日が続いていますが、きっちりと回復させてから再始動して行きたいと思います。幸い1週間以内にレースは無かったはずなのでそこだけが気楽なポイントですね。

 

滞在期間は残り2ヶ月を切りましたが、焦らずやっていこうと思います。今日はこの辺で手短かに終わります。一眠りして、様子見します。

最近の練習について

こんにちは。今日からUCIレース組、そしてチームとしては一年で最も大事なレースであるジロディタリアU23にむけメンバーたちは出発して行きました。2つのレースでチームメンバー16人中12人がレースに出場します。

僕が出れないことは悔しいですが、理不尽なメンバー選考などなく、本当に実力順で選ばれた12人だと思っています。その現実を受け止めて、その間は練習に専念するしかないだろうと思っています。昼からはテレビなりで中継が見れるはずなので、チームを全力で応援しようと思います。

 

では、ほんじつはここ最近の練習内容について書こうと思います。冬季とは違って強度が上がったり、冬場は積雪や凍結でいけなかった標高の高い山々での山岳練など、バラエティ豊かなヴェローナの地形をふんだんに使った練習ができています。ガルダ湖の湖岸や南に向かえば平坦があり、北へまっすぐいけば山岳地帯と、練習環境としては最高の環境です。メニューや時間に合わせたコース選びがとても楽です。

 

日中はとても暑いのでロングの日はや山を登って行って標高の高いところでの練習が最近は軸になっています。標高1200〜1500mくらいまで上がることができるので、上の方は気温20℃くらいでとても涼しいです。ダウンヒルの際はベストがないと寒いくらいです。

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天気が良ければ観光客も沢山います

山岳練の時は基本的に高強度のインターバルなどではなく、20分走や中間域のペース走などがメインです。一発の登りが30分〜1時間というのが普通なので、その区間を目一杯使ってできるメニューというのを軸にしています。さらに、先週まではすごく暑かったので、意図的に強度は下げていたということもありました。感覚的には35℃に達する時は20〜30%ほどターゲット域を下げるか、強度の高いメニューは行わないほうが週間単位でのトレーニングは充実させることができるんじゃないかなという感じです。時間も冬場は5時間オーバーのトレーニングを行なっていましたが、最近は4時間前後、長くても5時間などで大きなダメージが残らないようにしています。

昨年も夏場に疲労が溜まって7、8月に全く走れなくなった記憶があるので、その経験を活かせば今年は気持ち追い込みすぎないくらいがちょうど良い感じに安定したトレーニングを行えています。というか、冬からベースを作り込み、春、初夏と常にトレーニングが行えたのであれば、身体的なストレスはかなり蓄積されていると思いますので、少しリカバリーに当てる日が増えてきてもパフォーマンスに影響はないと思います。これまでのようにとりあえず時間を乗るという日を少なくして、短時間でも強度の高いトレーニングで心臓と筋肉に刺激を与えておけば、オーバートレーニングの危険性は少なくなるという考えです。

 

そろそろ9月、涼しくなってくれば練習量も増やせますが、実際のところはレース続きで練習量は減ってしまうと思います。レース強度〜回復〜刺激〜回復〜レース…と言ったパターンが続くのかな、という感じです。次のレースに関して情報がないのと、開催決定が直前までないので練習は追い込みすぎないのが吉だと思っています。

 

今日はこの辺で終了します。当面家には1人ですし、長ーい文章も書こうと思えば書けますので、ご要望があればコメントをいただけると幸いです。では引き続きチェック&シェアよろしくお願いいたします!

一夏を超えて…

こんにちは。残暑厳しく秋の到来はまだまだ先になりそうですが、夏本番は乗り切ったかな。という雰囲気のイタリアでございます。ここ1週間ほどは35℃を超える日は1日しかなく、最高気温32℃、午前は25〜28℃と涼しくなってきています。日の入りの時間も確実に早くなってるなーと感じています。

 

8月も終わりに近づき、最も暑いシーズンを超え9月は沢山のレースが開催されます。直近で言うとワールドツアーレースは週末から開催のツールドフランスを迎え、怒涛のグランツールラッシュです。私たちも週末からジロディタリアU23が始まります。コロナの影響で本来10ステージで行われるレースでしたが、今年は8ステージです。僕はメンバーとしては入ることは叶いませんでしたが、チームメンバーの活躍を期待しています。

上にも書きましたとおり、1ヶ月半の間に3つのグランツール、その他の重要なUCIワンデーレスやステージレースが続き、各チームのメンバー選考や作戦などの特色が例年よりもわかりやすく、観る側にとってはとてもエキサイティングなシーズン後半戦になると思われます。その一方、選手やチームスタッフの間でのコロナ感染疑い、陽性患者の発生によるレース辞退、その他レース中、練習中の大きな事故や怪我が目立つようになってきました。短いシーズンで結果を残さねばならない、チームからのプレッシャー、そして選手自身の焦りというのを、この間イタリア選手権ロードを見て感じました。どんなベテラン選手にも、ネオプロの選手にとっても過去例のないシーズンですから。

ですが、前向きに考えればベテラン選手が経験値という武器を使いきれず、若い選手たちがツールで頭角を表すのも期待できるんじゃないかと思います。大きな大番狂わせが起こるのを楽しみにしています。

 

これは決して他人事ではなく、自分のレースでも与えられた仕事をこなし、かつ将来につながる走りをしなければなりません。遅くなる日の出、早朝の肌寒さを感じ、初めてここヴェローナの地を踏んだ一年前の秋を思い出しています。同時に残された時間の少なさに少々の焦りを感じながら、次のチャンスに向けて準備を怠らないようにしていこうと思っています。

 

ちょっとネタが少なくなってきているのでこのような形の近況報告になりました。では今日はこの辺で終わります。ありがとうございました。

コロナで変わった〜レース編〜

こんにちは。朝からマキネッタでコーヒーを入れていたのですが沸騰して溢れたお湯で指を火傷してしまいました。キーボードを叩くのがちょっと痛いですね(苦笑)

 

 こんなやつです。手軽に濃いめのコーヒーが作れるのでオススメです。

 

では今日はコロナ後のレース事情、どう変わったのでしょうか?日本のレースでも無観客観戦や検温など、新規感染者を増やさない努力がなされていますがイタリアでもコロナ対策のプロトコルに則って感染対策がなされています。近い話で言えば、あのチームイネオスから陽性者が出てしまったので、イタリア国内選手権ロードレースはイネオスが棄権となりました。濃厚接触者は14日間の隔離と、その後のPCR検査での陰性証明が義務になっています。

 

僕たちの参加するレースでも同様で、写真のような紙がレース前に配られ、以下の宣誓が必要となりました。

・現在、咳や発熱、味覚障害などの症状がない事

・過去14日間以内に感染者と接触していない事

・体温が37.5℃以下である事

そして本人確認のための納税者番号(日本で言うマイナンバー)、自筆のサイン、国内での電話番号を記入しなければいけません。

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レース会場に着いたらこれを記入し、出走サインの際にこれを渡し、検温が行われます。大丈夫なら写真のように出走していいよと言うスタンプ(もしくはリストバンド)をもらいます。

汚い手で申し訳ありませんが。

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FCI(イタリア自転車競技連盟)管轄のレースでは以上のことが義務付けられており、UCI管轄のインターナショナルレースでは、過去1週間以内のPCR検査での陰性証明が必要になります。

なのでワールドツアー選手をはじめとするトップカテゴリーの選手たちは毎週のように鼻に綿棒を突っ込まれ、唾液を採取し、ドーピングコントロールで血を抜かれると言う生活を送っています。ちなみに検査結果は半日を待たずに出るので、1週間前になったらすぐに行くのではなく、レースの前日または2日前に行く選手が多いように思います。そうすれば大抵のステージレースは一回の検査で乗り切れますし、週に2回レースがあるような時も有効になります。

 

観客の有無に関しては、「関係者を除き観戦はご遠慮ください」と言う案内はあるものの、そもそも開催する街単位での道路の封鎖だったり、大会本部の設置なのでほとんど意味をなしていないと言ってもいいでしょう。家から見ている人もいれば、サイクリングがてら観戦している人もたくさんいます。ワールドツアー選手でも警鐘を鳴らしている人はいますが、その観客の9割はノーマスクです。ちょっと気を付けてもらわないといけないなと感じました。

現在、商店や屋内の密閉された空間に入る際はマスク着用が義務付けられていますが、屋外においては各個人の判断に委ねられると言った状態で、屋外ではマスクをしている方が珍しいなんてことが常態化しています。暑いのでマスクを取りたい気持ちは分かりますが、周囲の人の密度を見て臨機応変に対応して欲しいものです。もちろん自分の安全のためでもありますし、選手の生活のためでもあります。

 

このような処置はいつまで続くかわかりませんが、PCR検査一回におよそ2万円、それを選手含めたチームスタッフ全員×毎週という費用になれば、保険や公的補助があるとは言え経済的には大きなダメージになります。精神的なストレスも大きいでしょう。

2021年、はたまたそれ以降はどうなっていくのでしょうか…

 

今日はこの辺で終わります。皆様の健康を願っております。そして引き続き応援よろしくお願いします!ではまた次回!