In bocca al lupo!

イタリア生活の思い出と日記です。

レースと暑さと悔しさと

こんにちは。速いもので8月も中旬を迎えようとしています。残り日数も少なくなってきて、皆がそうですが少ないチャンスを掴めるかどうかが試される時期になっています。ちなみに、この8月10日で僕の滞在期限は残り80日となっています。3ヶ月切ってると思うと、真剣に来年のことも考えながら多方面と話をしていかなければならないなぁと思っています。

 

さて、昨日はヴェローナから南へ、車でおよそ2時間、フィレンツェ郊外のLastra a signa にてロードレースがありました。コースプロフィールは

27km×5周回=135km

序盤の20kmほどは下り基調で一箇所のみ、3km平均斜度6%(最大勾配16%)の登りを含むサーキットレース

特にテクニカルな部分はなし

最高気温40℃

 

このようなコースでした。結果は3周目の登りの関門でDNFでした。以下レースレポートです。

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足切り2分前くらい

 前日の時点での調子は悪くなく、パフォーマンスも上向きで個人的には自信を持って挑んだレースだった。

当日は気温が激しく上がることが予想されたので、ビタミン、塩分を意識して取れるようドリンクを用意。朝食、昼食もミネラルと炭水化物を多めに摂取した。

そしてレース開始、直後からかなりハイペースで、路肩には車が止まっていたり、道路の中央分離帯を避けたりとかなり神経をすり減らし、心拍数も序盤からとても高いところにあった。下り基調なのでドリンクを飲みながら回復させて、最初の上りへ突入。集団の中で少し位置を上げていくが、どうにも呼吸がままならず、上り切った地点でかなり疲弊していた。集団内にいたので勢いで降りきることができたが、フィニッシュライン前後の平坦区間でペースが上がった時に位置を下げてしまう。このままでは回復できないまま二度目の登りを迎えることになってしまうので非常にまずいと思いながらも、どうにもすることができず、ただ集団の中で呼吸を整える。1時間が経過した頃から吐き気に襲われ、ドリンクが飲めなくなる。チームカーのいる場所まで下がり冷たい水をもらうが時既に遅し、2周目の上りの途中で完全にオールアウトしてしまう。心拍数も下がらず、普段の2割ほども力も入らず、体もおかしくなってしまいなんとか残りを1人で走って、3週目の登り、関門でDNF。

今回の失敗としては

「チームカーからの補給が可能なのにボトル2本用意して余計な重量を持ったままスタートしたこと。すぐお湯になってしまうのでボトル2本は無用だった。それなら路肩やチームカーからの補給を十分に活用すべきだった。」

ということです。そのほかにも細かなことをあげていけばいろいろあります。「自分が弱い」と一まとめにして片付けることもできますが、それではネガティブなるばかりなので、しっかりと原因と解決策を考え、それを踏まえた上で練習で力を発揮できるようにするのが努めです。100ある力を120まで持っていく努力と、70しか出なかった力をレースで100発揮できる力、両輪で進めていかなければなりません。次回につながる失敗だったので、次は精神的な面でも、しっかりレースに参加できる要準備を進めていきたいと思います。

 

周りはまだ大丈夫と慰めてくれますが、やはり外国人で、一年目ということを加味しても、焦りや悔しさがこみ上げてきます。徐々にやっていけばいいとリラックスしようとする反面、ネガティブな考えも思い浮かんできます。残り3ヶ月を切りましたが、一つでも評価につながる走りができるよう、1日1日を大切に運ぼうと思いました。

 

今回はこれにて終わります。引き続き応援よろしくお願いいたします。

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