In bocca al lupo!

イタリア生活の思い出と日記です。

師は元気でした

こんにちは。頭痛や発熱はおさまり昨日から普通に練習に行けているので喜ばしい限りです。2日ほど全く動かない生活でしたが、パフォーマンスには大きな影響はありませんでした。強いていうならば少し心拍数の下がりが遅いかなというくらいです。

 

そんなわけで昨日は師匠と共に練習していました。彼も6月ごろから病気で2ヶ月入院生活、そこから1ヶ月自宅での治療を余儀なくされ、退院後3回目くらいのライドでした。確かに少し呼吸が辛そうな感じではありましたが、それでもかつてジロディタリアやイルロンバルディアなどのタイトル保持者、貯金が違います。ほぼ丸3ヶ月運動していないとは思えないほど普通に走っていました(笑)。

昨日は4時間で、長い上りはお互い体調がわからないので短い登りをリピートしてメニューをやるということで同意。9時半に集合場所へ向かいイタリアへ帰国後初対面。今までは会話は英語でしたが、少しでもイタリア語での会話の練習雨がしたいのでイタリア語で話してもらう。どうやら今日は10分のインターバルを2本やるようだ(僕だけ)…

 

頭痛が治ったとはいえ運動した時の様子は少し心配だったがあまり問題なく、高強度も行えそうだったのでいつもメニューを行なっていた峠へ到着。そしてメニュー開始。1本目が終わったら下り、5分ほど平坦路で回復させて、2本目へ。2本目の方が感覚的に体が軽く、シッティングでもどんどんワットを出していくことができました。40−20秒のインターバルを10セット、10分間でどこまで登れるかということでしたが、師曰く現役の一番良かった頃(アムステルゴールドレースロンバルディアで勝った年)は、10分間の同じメニューで僕より1km先へ進んでいました(苦笑)。「人間じゃねぇ…」と一瞬思ってしまいましたが、今目の前にいるのはダミアーノクネゴは人の形をしていたので安心しました。峠の頂上で水を汲み、そしてまた下る。日が出ていなかったので標高は高くなくても下りは寒かったです。

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そこからは細かな登りをこなしながら喋るなどして、程なく練習終了。終了間際に雨が降り始めたのでさくっと写真だけ撮って解散。お互い自宅まで30分ほどの距離なので(方向は真逆)、ギリギリ本降りになる前に帰宅。この時期はスコールみたいに一瞬で猛烈な雨量を記録する時があるので、黒ーい雲が出てきたらかなり警戒しなければいけません。本当に15m先が見えないほどの大雨になるケースがとても多いです。道の排水能力もそこまで高いとはいえないので、古い道は一瞬で川になります。

 

かなり高強度で追い込めたので良い練習になりました。また次回も彼の体調次第ですが(どうやら完治はまだしていないようで…)、近いうちに走れたら良いですね。今日はこんなところで終わります。ありがとうございました!