In bocca al lupo!

イタリア生活の思い出と日記です。

最近の練習について

こんにちは。今日からUCIレース組、そしてチームとしては一年で最も大事なレースであるジロディタリアU23にむけメンバーたちは出発して行きました。2つのレースでチームメンバー16人中12人がレースに出場します。

僕が出れないことは悔しいですが、理不尽なメンバー選考などなく、本当に実力順で選ばれた12人だと思っています。その現実を受け止めて、その間は練習に専念するしかないだろうと思っています。昼からはテレビなりで中継が見れるはずなので、チームを全力で応援しようと思います。

 

では、ほんじつはここ最近の練習内容について書こうと思います。冬季とは違って強度が上がったり、冬場は積雪や凍結でいけなかった標高の高い山々での山岳練など、バラエティ豊かなヴェローナの地形をふんだんに使った練習ができています。ガルダ湖の湖岸や南に向かえば平坦があり、北へまっすぐいけば山岳地帯と、練習環境としては最高の環境です。メニューや時間に合わせたコース選びがとても楽です。

 

日中はとても暑いのでロングの日はや山を登って行って標高の高いところでの練習が最近は軸になっています。標高1200〜1500mくらいまで上がることができるので、上の方は気温20℃くらいでとても涼しいです。ダウンヒルの際はベストがないと寒いくらいです。

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天気が良ければ観光客も沢山います

山岳練の時は基本的に高強度のインターバルなどではなく、20分走や中間域のペース走などがメインです。一発の登りが30分〜1時間というのが普通なので、その区間を目一杯使ってできるメニューというのを軸にしています。さらに、先週まではすごく暑かったので、意図的に強度は下げていたということもありました。感覚的には35℃に達する時は20〜30%ほどターゲット域を下げるか、強度の高いメニューは行わないほうが週間単位でのトレーニングは充実させることができるんじゃないかなという感じです。時間も冬場は5時間オーバーのトレーニングを行なっていましたが、最近は4時間前後、長くても5時間などで大きなダメージが残らないようにしています。

昨年も夏場に疲労が溜まって7、8月に全く走れなくなった記憶があるので、その経験を活かせば今年は気持ち追い込みすぎないくらいがちょうど良い感じに安定したトレーニングを行えています。というか、冬からベースを作り込み、春、初夏と常にトレーニングが行えたのであれば、身体的なストレスはかなり蓄積されていると思いますので、少しリカバリーに当てる日が増えてきてもパフォーマンスに影響はないと思います。これまでのようにとりあえず時間を乗るという日を少なくして、短時間でも強度の高いトレーニングで心臓と筋肉に刺激を与えておけば、オーバートレーニングの危険性は少なくなるという考えです。

 

そろそろ9月、涼しくなってくれば練習量も増やせますが、実際のところはレース続きで練習量は減ってしまうと思います。レース強度〜回復〜刺激〜回復〜レース…と言ったパターンが続くのかな、という感じです。次のレースに関して情報がないのと、開催決定が直前までないので練習は追い込みすぎないのが吉だと思っています。

 

今日はこの辺で終了します。当面家には1人ですし、長ーい文章も書こうと思えば書けますので、ご要望があればコメントをいただけると幸いです。では引き続きチェック&シェアよろしくお願いいたします!