In bocca al lupo!

イタリア生活の思い出と日記です。

レースの話

こんにちは。コロナウイルスによる死者が出てから一気に政府は商店や人の集まる施設の営業時間の短縮を命じたり、イベントを次々に中止していくなどの措置がなされました。死者が出てから約3日でのこの対応、日本政府はどうでしょう?マスク無しでオリンピック頑張るなんて言ってるみたいですね。今の段階で明らかに無茶なことをやろうとするあたり、旧日本軍の頃から何一つ進歩してないように思います。残念です。

そんなこんなで昨日はレースでした。そのレポートです。

 

8時に家を出発しヴェローナから車で約2時間ほど南、ラヴェンナ県にてレースは行われました。一周5km、300m程の堤防の登り以外はフラットのスピードコース。そのほとんどは車一台分くらいの道幅しか無い農道、1、2列に引き延ばされることが予想される。農道ならではの直角コーナーも5つあり、勝負がはじまるとここでの激しいインターバルが掛かる。

 

レース会場に着くとパスタやパン、ハムなどが振る舞われる。そして何より驚きだったのは道の封鎖などはほぼ全て近隣の住民が行っており、警察による完全な封鎖ではなく、コースは集団が通過すれば普通のサイクリストが走ることもできるというもの。最後尾の車が通過すれば次に先頭の車が来るまで自由にして良いということ。日本に比べると1レースあたりにかかる費用が圧倒的に安く済んでいる。という印象。

 

ローラーなどは用意せずにコースを回ってアップをする。そして集合してレーススタート。

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昨日のレースメンバー

僕はまずは完走することが目標だと告げられレーススタート、すると10秒で60kmオーバーの世界へ。集団内にいれば付いていくことは容易だが位置取りが本当に難しい、ブレーキが掛かり、踏み直し、の繰り返し。道が狭い中みんなが前へ行こうとするので小さな落車も頻発する。最初は圧倒され集団後方に押しやられたが農道のコーナーを使って少しずつ前へ上がる。恐らくクリテリウムのコーナースピードは日本のレースの方が速いのでは?というイメージ。

3周回目だったか、大きな落車が発生。その後方にいた自分は足止めを食らったがかなり前方で起こった落車だったので多人数で追いつくことが出来た。集団は落ち着いてペースも落ちてきた。徐々にチームメイトのいる集団先頭付近に上がって行こうと毎週回位置を上げる。だんだん集団の感じや動き方も(強そうな人を真似しながら)分かってきて、よっぽどのハイスピードでない限りは自由に動き回れた。だいたい250〜300Wくらいで踏めば前にはいける。集団内ではかなりイージーだった。そして10周目、コーナー立ち上がりでふらついた選手の後ろで落車その際に右に避けた時に後ろの選手と接触、僕も落車してしまう。スピードが低かったおかげで痛みはなくすぐに起き上がってバイクに乗る。追いつこうと踏み始めるとディレーラーが変な動きをして変速しなくなったのでレースを降りた。プーリーゲージが曲がってしまっていた。

 

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落車直後の写真

初戦から落車により機材も壊してしまうとはかなりショックだったが、シーズンは長いので気持ちを切り替えて次へ行こうと思う。まずは3月でダイエットを行い、登れる体にしていくのが先決だ。

 

以上レースレポートでした。幸先の悪いスタートですが、今年のワーストがこのレースになるように次からは上がっていくだけだと思い練習に励みたいと思います。応援していただきありがとうございました。コロナウイルスの影響で次のレースはまだわからないですが、通常通りであればまた来週の日曜日にレースがあります。これからも応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

というわけで今日のイタリア語講座はお休みします。明日の更新をお待ち下さい。ありがとうございました!