In bocca al lupo!

イタリア生活の思い出と日記です。

合宿の話②

こんにちは。イタリアもコロナウイルスのニュースで持ちきりです。1日でも早く自体改善に向かって欲しいですね。アジア系への風当たりも日に日に強くなってきています。今の合宿所もホテルなので一般のお客さんもいるわけですが、僕を見るや否や口を塞ぐ仕草をする人もいます。別に気にしていないですが(笑)。

というわけでブログが更新されるということは2度目のオフ日が来たということですね。前回の続きということで書いていきます(↓前回の記事はこちら↓)

[5日目]

いつも通り8時前に起床。朝食をすませ、9:30定刻、出発。この日は5時間、いつも通りのコースを、いつも通りのペースで進む。一つ目の峠は毎回中強度域を維持、登りきって下りで息を整え、2、3、4度目は全て同じ登りを使う。2回目は中強度で頂上まで、登り切ったら少し息を整え水分補給、ボトルなどを変えたり、トイレタイムにしたり、身体が冷える前に下り、周回して3回目へ。3回目は20秒−40秒の高強度インターバルを6セット。6セットを終えたら下って2分ほど休み、4本目が開始、同メニュー。コレが終わったらゆっくり登って帰路へつく。

感覚的には慣れてきたが20秒のもがきの際にパワーが足りないことを実感。ついていけないほどでは無いが、限界点付近にいる感じ。レースで同じシチュエーションになった時を考えると、ふるいに掛けられる側にいたかもしれない。

 

[6日目]

この日はチームの写真撮影が15時からあるということで、短めで平坦のスピードトレーニングとなった。2列でローテーションしながら海岸線を突っ走り、ゆっくり登ってゆっくり帰る。強度的には低い方だった。

 

15時からはヴェローナの中心部、アレーナ前で写真撮影、車を広場に入れるのは普段は禁止されているが、事前に許可を得ておりチームカーも入れる。観光客の視線が集まる中、半袖半パンのジャージ姿で撮影。正直、寒かったです。この日は快晴で、15時台の夕陽に照らされながらの写真撮影。カッコいい写真になってると思う。

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撮影前、正式な写真は後日公開されます

 

[7日目]

この日が最長距離。6時間のロードワークガルダ湖の最北部まで行き、山を登って帰り道でもう一山越えるというもの。ちなみに言うとガルダ湖は東部は僕の住むヴェネト州、北部はトレント州、西部はロンバルディア州にまたがっている。この日はトレントまで行った。山は全て中強度から少し上の領域。

疲労感は少なかったが身体は正直なもので、心拍数の上がりが早く、落ちるのが遅くなっていた。2つ目の登りから徐々にチームから遅れ始めた。平坦区間で回復させるが、最後の登りは全て高強度域で行くというので、20分ほどの登りだったが先頭からは2分ほど遅れてしまう。なんとか最低限の遅れで抑えようともがいたが、2分差はかなり大きかった。だがしっかり負荷は掛かっていたので、練習として見るなら効果はあっただろう。この辺りはコツコツやるしかないので、追い込めているならOKと監督も言ってくれている。

 

そして夕方は選手個人の写真撮影。ホテルの地下のバイク置き場をスタジオとして写真を撮った。

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いくつかのパターンで撮影。これも発表はもう少し先です

[8日目]

朝はヴェローナ大学で身体検査。合宿中は何も考えずに食べまくっていたのでかなり体重が増加していた。普通の生活に戻ると一気に痩せてしまう上に、体を維持するのに体重が増えているので別に構わないか、と楽観的に捉えている。大事なレースまでに帳尻が合えば良いので普段から過度な体重管理をする必要性は少ないというのが、僕の考えだ。シーズンが活性化すれば嫌でもダイエットはできるし、むしろ痩せすぎないようにしなければいけないくらいだ。今太ってるくらいがパワートレーニングになっていいだろう(笑)。

 

こんな感じで苦しくも最高に楽しい合宿も残すところ2日。チームは今週末からレースが始まります。僕のデビュー戦は少し先ですが、コンディションを落とさないように回復と練習のバランスをしっかり取りたいと思います。練習の効果が現れるのには3ヶ月掛かると言われるので、4月半ば〜5月くらいからパフォーマンスが向上すればしっかり乗れていたということです。先の話のように思われますが、3月からは毎週のようにレースがあるので、順位になって成果が現れるはずです。

 

今日もイタリア語講座はお休みします。では次回は合宿が終わり次第、まとめを書こうと思います。チェック&シェアよろしくお願いいたします!