コロナで変わった〜レース編〜
こんにちは。朝からマキネッタでコーヒーを入れていたのですが沸騰して溢れたお湯で指を火傷してしまいました。キーボードを叩くのがちょっと痛いですね(苦笑)
こんなやつです。手軽に濃いめのコーヒーが作れるのでオススメです。
では今日はコロナ後のレース事情、どう変わったのでしょうか?日本のレースでも無観客観戦や検温など、新規感染者を増やさない努力がなされていますがイタリアでもコロナ対策のプロトコルに則って感染対策がなされています。近い話で言えば、あのチームイネオスから陽性者が出てしまったので、イタリア国内選手権ロードレースはイネオスが棄権となりました。濃厚接触者は14日間の隔離と、その後のPCR検査での陰性証明が義務になっています。
僕たちの参加するレースでも同様で、写真のような紙がレース前に配られ、以下の宣誓が必要となりました。
・現在、咳や発熱、味覚障害などの症状がない事
・過去14日間以内に感染者と接触していない事
・体温が37.5℃以下である事
そして本人確認のための納税者番号(日本で言うマイナンバー)、自筆のサイン、国内での電話番号を記入しなければいけません。
レース会場に着いたらこれを記入し、出走サインの際にこれを渡し、検温が行われます。大丈夫なら写真のように出走していいよと言うスタンプ(もしくはリストバンド)をもらいます。
汚い手で申し訳ありませんが。
FCI(イタリア自転車競技連盟)管轄のレースでは以上のことが義務付けられており、UCI管轄のインターナショナルレースでは、過去1週間以内のPCR検査での陰性証明が必要になります。
なのでワールドツアー選手をはじめとするトップカテゴリーの選手たちは毎週のように鼻に綿棒を突っ込まれ、唾液を採取し、ドーピングコントロールで血を抜かれると言う生活を送っています。ちなみに検査結果は半日を待たずに出るので、1週間前になったらすぐに行くのではなく、レースの前日または2日前に行く選手が多いように思います。そうすれば大抵のステージレースは一回の検査で乗り切れますし、週に2回レースがあるような時も有効になります。
観客の有無に関しては、「関係者を除き観戦はご遠慮ください」と言う案内はあるものの、そもそも開催する街単位での道路の封鎖だったり、大会本部の設置なのでほとんど意味をなしていないと言ってもいいでしょう。家から見ている人もいれば、サイクリングがてら観戦している人もたくさんいます。ワールドツアー選手でも警鐘を鳴らしている人はいますが、その観客の9割はノーマスクです。ちょっと気を付けてもらわないといけないなと感じました。
現在、商店や屋内の密閉された空間に入る際はマスク着用が義務付けられていますが、屋外においては各個人の判断に委ねられると言った状態で、屋外ではマスクをしている方が珍しいなんてことが常態化しています。暑いのでマスクを取りたい気持ちは分かりますが、周囲の人の密度を見て臨機応変に対応して欲しいものです。もちろん自分の安全のためでもありますし、選手の生活のためでもあります。
このような処置はいつまで続くかわかりませんが、PCR検査一回におよそ2万円、それを選手含めたチームスタッフ全員×毎週という費用になれば、保険や公的補助があるとは言え経済的には大きなダメージになります。精神的なストレスも大きいでしょう。
2021年、はたまたそれ以降はどうなっていくのでしょうか…
今日はこの辺で終わります。皆様の健康を願っております。そして引き続き応援よろしくお願いします!ではまた次回!